ドッグトレーナーとして、良い支援をするために。

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ドッグトレーナーとして良い支援をするために。


■それぞれの「現実」には違いがある

飼い主さんに対して、犬のしつけ方相談をお受けする際、それがご自宅であっても違う場所であっても、私たちドッグトレーナーに必要なのはイメージする力です。
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良い支援をするために、犬の知識以外にも人へのカウンセリング技術や心理学を学び取り入れています。
ご自宅である場合は、普段の飼い主さんとわんちゃんの関わり方を把握しやすいのですが、別の場所となるとさらにそのイメージ力が必要です。
そして不鮮明なところは、的確に得たい情報が得られるような質問力も必要になってきます。
情報収集と情報提供を繰り返しながら、飼い主さんにこれまでの関わりを振り返っていただき、上手くいっているところは継続して、上手くいっていないところは効果的な関わりに移行していただく。
そのためにも、今何が起こっているのかを、客観的に見つつも、飼い主さんにはどう見えていてどう捉えているのか。
飼い主さんの捉えているものをできるだけ汲み取れるよう、配慮が必要になります。
飼い主さんの「現実」と私が捉えてる「現実」は、同じ物ではないということ。
私たちが「現実」と呼んでいるものはそれぞれの捉えている世界として、選択理論心理学の中では『知覚された世界』と言われています。
私が意識しなければいけないのは、飼い主さんの『知覚された世界』をできるだけ把握できるよう配慮するということです。
当然犬たちにもこの『知覚された世界』はあり、飼い主さんが思っているのとは違っていることがよくあります。

■実現しやすい願望を共有する

もう1つ大切なのが、飼い主さんが願っていることを、コンサルテーションの中で具体的にしながら共有していくこと。
選択理論心理学では、願っていることや理想の状態などの情報が入っている場所を『クオリティワールド』(上質世界)と呼んでいます。
実は悩みを相談してくださる飼い主さんのほとんどが、今ある問題にフォーカスしていて、それがどんな状態だったら良いのかが明確でないことがほとんどです。
例えば。。。
『来客に吠える』というお悩みに対して、当然望んでいることは、『来客に吠えないでほしい』になるのですが、問題解決のための願望としては、まだ具体的ではないのですね。
来客に吠えないでどうしてほしいのか、ということがとても重要なのです。
『来客に吠えないでハウスしてほしい』
『来客に吠えないで

マットの上で伏せていてほしい』

となるとより具体的になってきます。

そうするとどんなトレーニングが必要か、プランが組み立てやすくなってきますね。
相手の『知覚された世界』を、できるだけ汲み取ること。
相手の『上質世界』をより具体的に明確にしていくサポートをすること。
相手と同じ世界を見ることが、問題解決にはとても重要なことなのです。
自分の当たり前、『知覚された世界』や『上質世界』を相手に押し付けたり、相手の『上質世界』を否定することは良い人間関係、良い支援を遠ざけます。
体罰を与える手法を用いているドッグトレーナーは論外ですが、飼い主さんが「大切に扱われている」と感じられない関わりをするドッグトレーナーはやはりオススメできません。
また、これはわんちゃんのしつけ方相談に限った話ではなく、夫婦間や親子間、職場での関わりなど、支援する立場になった時にとても役立ちます。
お客様やクライエントさんには配慮しやすいものでも、一緒に働く仲間や家族などの身近な人には配慮にかけてしまいやすいものでもあります。
本来はベースとなる職場の仲間や家族など身近な人から理想の支援の形を実践していきたいですね。
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