犬たちにどんな言葉で接しますか?犬たちへかける言葉、それは周りにどんな影響を与えますか?

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犬たちにどんな言葉で接しますか?それは周りにどんな影響を与えますか?

犬たちに向けて普段何気なくかける言葉。
普段の語りかけではとても穏やかなのに、指示を出すときに急にきつい言葉や声がけになってしまう飼い主さんを良く目にします。

いつもは穏やかな飼い主さんが、犬たちに指示を出すときだけ、なぜか怖い顔おして急に声を大きくして指示を出す。

なぜそんなことが起こってしまうのか。

おそらく人との関わり方や関係性の変化、時代と共に進化してきたしつけトレーニングについていけない方たちがそのような状況にあるのだと思います。


■指示の言葉、「オスワリ」or「スワレ」?

英語ならば「Sit」の一言で済んでしまいますが、日本語は様々に種類があり、複雑な感情や考え方やニュアンスの違いも表すことができます。

警察犬などの訓練所で指導を受けた飼い主さんの多くが「スワレ」という言葉を合図に使用していることが多いようです。

そもそも警察犬は服従訓練という言葉があるくらい、「人の指示には絶対に犬は応じるべき」という強制の考え方があります。

家庭犬のしつけトレーニングを扱う私たちも、人の指示に応えられるよう、オスワリやフセやマテ、ついて、ヒールなどの基本指示を教えていきますが、考え方としては、「人の指示には絶対に応じるべき」というものではなく、「人の指示には応じておいた方が得だと教える」というベースの考え方があります。

そこには強制はありませんが、好ましくない行動をさせない、または止めるための管理はします。

基本的に犬が喜んで人の指示に応じたり、苦手なことを克服していけることを目指しているのです。

さらに私たちが育てたいのは、大きく声を張り上げなければ指示をきけない子ではなく、小さな指示も絶対に聞き漏らすものかと、耳をそばだてて人の指示に期待してくれる子です。

強制的な訓練のベースには絶対服従という考え方がありますが、私たちがお伝えしているのは、「この人のいうことを聞くと良いことがあり、嫌なことや危険なことががあった時もこの人の言うことをきけば回避できる!得がある!」と感じさせるリーダーシップです。

「オスワリ」と「スワレ」の違いにはそういった飼い主側の犬への見方や考え方の違いがるのではないかと思います。

そしてもしも無意識に「スワレ」という言葉をかけているのなら、それよりもやさしい「オスワリ」の言葉にぜひ変えることをオススメします。

人間のマネジメントや子育ても、強制の時代から共感、共創の時代へと変化しているのですから。

■犬に向ける言葉が周囲へ与える影響。

すごく優しそうで上品な女性が、犬に指示するときにだけ「スワレ!」と口調を強めて合図し、表情も心なしかきつくなっているのを見たことがあります。

そのとき私は、なんだかとても悲しくもどかしい感情を感じました。

それまで会話を楽しんでいた素敵なその女性の印象が一気に変わってしまいました。

大人であっても違和感を感じる状況。

まだ価値感が固まっていない子どもがそれを見たとき、どんなことを感じるのでしょう。

「犬は強く命令しなければいけない野蛮な生き物?」

「人間にとって犬には命令が必要な下等な存在?」

「犬を飼っている人はなんだか怖そう?」

知らず知らずのうちに子どもたちへの犬への見方に影響をあたえているかもしれません。

「犬は家族だ!」と考えている人には、特に考えていただきたいのです。

この記事を読んでいる方は、犬を我が子のように育てて暮らしている方がほとんどだと思います。

では人間の子どもに「スワレ」という言葉を使いますか?

よほどワイルドな性格の方でなければ子どもにはそんな強い言葉は使わないと思うのです。

■結局、犬にとっては?

「オスワリ」か「スワレ」かどちらが良いかなんて、犬たちにはまったくどちらでも良い話です。

周囲への影響を考えなければ合図なん何だっていいのです。

過去に私が指導していただいたインストラクターの先生の中にはオスワリの合図とし「みかん」や「ばなな」を使ってレッスンしていた方がいます。

ですが問題は「オスワリ」「フセ」その言葉を発している人の考え方や見方だと思っています。

あなたは犬をどう見ていますか?

本当はどう見ていたいのですか?

今一度、愛犬との理想の関係を描いてみてください。

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