興奮させる遊びは犬にとってストレスになる?

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興奮させる遊びは犬にとってストレスになる?


■飼い主が取り入れがちな犬を興奮させる遊び

犬との遊びで飼い主が良く取り入れがちなのがボール遊び。
飼い主が投げたボールを追わせて持ってこさせるような遊びは、飼い主さんが取り入れやすい遊びなのでしょう。

ですが飼い主との関係性やしつけのルールが整っていない中で動く物を追わせて興奮する遊びを取り入れることは実はオススメしないのです。

ボール遊びに限らず、過度に走り続けることや、犬同士取っ組み合って遊ぶことも、制御がきかないほどに犬が興奮している状態であれば、本能行動を刺激して犬のストレスとなり、問題行動に繋がるのです。

■興奮がストレスになる理由

ボール投げや他犬と激しく遊び興奮する犬の脳には、ボールを見つけた瞬間、他犬を見つけた瞬間にドーパミンという快楽物質が現れます。

これは「うれしい!」というぽわ~んとした感情をもたらすものなのですが、それとほぼ同時にアドレナリンとノルアドレナリンというやる気を促すホルモンが分泌されます。

これらにはやる気を促す作用があり、決して悪い物ではないのですが、精神作用としてイライラや不安を伴います。

そしてコルチゾールというストレスの元となるホルモンに繋がります。

やる気もストレスも適正なものであれば悪い物ではないのですが、日常の中で興奮するシチュエーションが多ければ、それに伴い過度なストレスがかかっている状態で、問題行動へと繋がっていくのです。

興奮状態は交感神経を刺激し、血管の収縮に伴う心拍増加や血圧増加、血糖値の増加、筋肉収縮力増加など、身体的にも負荷のかかった状態です。

ストレスはセロトニンやメラトニンといった、気持を落ち着かせ安定させるホルモンの分泌を減少させ、記憶をつかさどる海馬を縮小させます。

これにより集中力や記憶力の低下がおこり、睡眠の質も下がり、必要な学習やトレーニングが進まないということにも繋がるのです。

■本能を穏やかに満たす

ストレスは成長やセルフコントロールのためにはかかせない、生活には必要なものです。
ですが、過度なストレスは本能が原因の問題行動に繋がります。

コントロールが取れない状態で捕食本能を駆り立てるボール遊びをさせたり、制御がきかないほどの他犬との激しい遊び、興奮させ走り回らせることは、実は犬のストレス発散にはなっておらず、逆に身体的にも精神的にもストレスとなってしまうということは以外と知られていません。

穏やかに本能行動を満たすために必要なことは、たっぷりと匂い嗅ぎをさせてあげること。
じっくりとかじれる物を与えること。(引き裂けるようなものだと尚良い。)
そして熟睡できること。

この3つです。

過度なストレスをかけることなく、ストレス発散になる取り組みが出来ていると、ルールを伝えるためのしつけトレーニングもスムーズに行うことができます。

興奮している姿が「犬が喜んでいる姿だ!」と勘違いしている飼い主さんは意外と少なくはありません。

ましてやそれがストレスとなっているなんてことは思いもよらないことでしょう。

興奮させる遊びが日常になっているなと思う方は、一度愛犬との遊び方や遊ばせ方を見直して、じっくり穏やかに欲求を満たせる工夫をしてみてはいかがでしょうか?

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