予期せぬ妊娠出産。犬猫のその命に責任を持てますか?

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予期せぬ妊娠出産。犬猫のその命に責任を持てますか?



■未避妊の屋外飼育問題

近年は犬や猫を家族の一員として室内で飼育することが一般的となり、公衆衛生的にも、マナー的な視点としても社会的にも推奨されています。

避妊去勢手術への正しい理解や動物病院での指導も広まり、適正時期がきたら避妊去勢手術に取り組む飼い主さんも増えてきています。

しかし、ここ青森ではまだまだそいうった情報に出会えない方も多く、特に田舎にいけばいくほど、室内飼育や避妊去勢の利点やそうしないことでの問題を知らずに犬と暮らす方も少なくありません。

私の愛犬である雑種犬のまおも、田舎で屋外で飼われていた未避妊の母犬から産まれた子です。

どこかの雄犬がやってきて交配してしまい、妊娠出産してしまったのです。

はじめて犬を飼う方にはおすすめできる子ではないですし、一般家庭への譲渡が難しという判断もあり、ご縁が繋がり我が家の一員となりました。

■屋外飼育で生まれる仔犬の問題

「近所で仔犬がうまれたからもらってきた」

10年前であればよくあった話です。

生まれてしまった仔犬を山に投げてくる、川に投げてくるということも良くあった話で、運良くもらい手が見つかった子たちはラッキーだったといえるでしょう。

しかし、問題はそれだけに留まりません。

日本で昔から屋外飼育されている犬のほどんどが日本犬犬種です。

純血種でなかったとしても、日本犬の血が混ざった子たちがほとんどです。

日本犬は昔から番犬として飼育されていて、本能の強さから他人に吠えることを良しとされてきて近年まで過ごしてきました。

ですが今、家庭内飼育が一般的になり、人との距離が近くなったことで、本来日本犬の持っていた繊細さと神経質さと、本能の強さが様々な暮らしづらい問題を生んでいます。

さらに言うと、犬たちも私たち人間と同じで、妊娠中の母犬のストレスが大きければ、愛着を育むための育児行動が起りづらくなり、その仔犬は健全に発達していくことが困難になることがわかっています。

屋外で様々な刺激にさらされながら、妊娠出産という身体的にも大きくストレスのかかる状況。

その中でまれた仔犬は、その時点で健やかに成長していくためのハンディーを背負ってしまうことになるのです。

健全な発達ができずに、日本犬の強い本能を持ち合わせて成長していく子犬は、いろいろなものに不安になりやすく、吠えや噛みつきという問題もおこりやすくなるのです。

様々なものに慣らす社会化にも、行動を教えるしつけトレーニングにも、たくさんの手間暇がかかります。

まずは迎えた命に責任を持ち、素人の個人的な繁殖は行わないこと。

迎えた命ができるだけ穏やかに過ごせるよう、避妊手術に取り組むこと。

もっともっと多くの飼い主さんにお伝えしていかなければと思います。

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