動物に苦痛を与えないハズバンダリートレーニングを家庭犬に。

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動物に苦痛を与えないハズバンダリートレーニングを家庭犬に。


■ハズバンダリートレーニングとは

近年日本でも良く聞かれている「ハズバンダリートレーニング」。

お世話や治療などがしやすいよう、飼育する動物に行うしつけトレーニングのことで、合図で特定の姿勢や行動を促すことで、動物に苦痛を与えない、より動物福祉に配慮した取り組みのことを言います。

日本語訳では「受診動作訓練」となり、主に動物園や水族館などで、人も動物も安全に健康管理や飼育管理、緊急時の治療や投薬などがしやすい体勢や行動を覚えてもらうことを目的に行っています。

これまでもイルカショーなどに使われるイルカたちへのトレーニングは、罰を使うことが難しいことから、食べ物をモチベーションに使った「正の強化」が主体のモチベーショナルトレーニングでしたが、近年は動物園の飼育動物に対してもより苦痛のない飼育のためにと取り入れらるようになってきているのだそうです。

そしてこのことで、改めて家庭犬のしつけに対してのトレーニングも見直されてきているのです。

■家庭犬のトレーニングに役立つ様々なハズバンダリートレーニング

動物園の動物たちと同じように、健康管理や治療、投薬にために必要な姿勢維持はもちろんですが、家庭犬の子たちであれば日頃の関わりの中でもこのハズバンダリートレーニングが役立ちます。

例えばリードの着脱。

「合図を出したら首元を人の手の平に当ててきてね~」と教えておくと、リードの着脱もスムーズに行うことができますし、呼び戻しにも役立つので、仔犬のうちから教えてあえたいことの一つです。

多くの家庭で芸として教えている「オテ・オカワリ」も、立派なハズバンダリートレーニングです。

お散歩から帰宅して足を拭くときに、「オテ・オカワリ」でタオルを持った人の手に自発的に手足を乗せるよう教えてあげると、より苦痛の少ない形でスムーズに足ふきを行うことができます。

無理矢理ではなく、犬たちに自発的に必要な行動を取ってもらうことがとても意味のあることと考えます。

それは「苦手」を強化することなく、飼い主やお世話をする人との信頼関係を育みながら、より暮らしやすい質の高い暮らしに繋がります。

動物との関わりの中で、人間からの一方的な関わりではなく、動物たちの気持ちにも配慮したより良い関係づくりがひろがっていくことはお互いにとっての大きなメリットです。

■どの子にもすぐに使えるわけではない

たとえば苦手な物が複数あって、健康維持や安全のためになにか動物が嫌がることであっても、急務で待つ事ができない場合、すぐにハズバンダリーに取り組めないこともあります。

病気や怪我の治療や、トリミングなどのお手入れなどでも、トレーニングの余裕がない急務な場合があります。

それ以外にも、動物たちのモチベーションとなるものの用意が難しい場合や、トレーニングしたいものが複数ある場合には優先順位を付けて取り組む必要があります。

もちろん苦手が出る前に様々にトレーニングで必要な行動を教えてあげられれば良いのです。

ですが、すでに苦手になってしまったものが複数ある場合は、優先順位をつけながらトレーニングに取り組み、今は一旦保留しておく事も必要になります。

ですがそんな場合であっても、苦手なことをそれ以上に苦手にさせない取り組みは様々に工夫できます。

それはなかなか飼い主さんの知識の範囲では対応が難しいこともたくさんありますので、お近くの地域の優しい手法を使っているドッグトレーナーや家庭犬しつけインストラクターにご相談ください。

家庭犬のトレーニングがもっと犬たちに負担のないものへ変化していき、人も動物もお互いに良い関係を築いていける情報が広がることを祈っています。

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