要求行動へのアプローチは「正の強化」と「消去」を使った手続きから。

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ドッグトレーニングをしていく中で、
問題行動の改善のために
様々なアプローチがありますが、
犬にわかりやすくルールを
伝えていくためには、
段階を追って取り組んでいく必要があります。

そのはじめのステップとして
必要な手続きが
「正の強化」と「消去」を使うものです。

わかりやすいところで例えてみます。

サークル内での人に対する
催促の飛びつきとしましょう。

飛びついた行動を無視することで
なにも反応が得られないとなると
その行動はなくなっていくので
「消去」の手続きとなります。

さらにオスワリやフセを
した時にだけ
サークルに近づいたり
声をかけたり
サークルの扉を開くように
していきます。

【だるまさんが転んだ】の
ような感じです。
するとオスワリやフセを
していることで
望んでいるものが得られるので
その行動が増えていき、
「正の強化」の手続きとなります。

まだルールがわからない犬に
新たなルールを教えるときに
必ずこの「消去」と「正の強化」の
手続きが必要です。

次のステップは
「少しの弱化」と「正の強化」です。

さきほどのサークル内での
飛びつきに対しての対応で考えると、
おなじように「正の強化」で、
オスワリやフセをしていたら
同じように近づいたり扉を開くよう
作業を進めていきますが、
その間に飛びついてしまったときに、
一歩手前の作業ポイントに戻ることを
していきます。

犬にとっては、
飛びついたことで、
望んでいたことが
一歩後退してしまうことで、
その行動は減っていくので
「少しの弱化」の手続きになります。

オスワリやフセをしていると
望んでいることが得られる!!と
ルールを理解したあとに、
思わず飛びついてしまったら、
望んでいることから
一歩後退してしまうので
残念感がでてきます。

人が近づいてきて扉を
開けてくれるはずだったのに、
一歩後ろへ離れてしまった!
という感じです。

そしていよいよ最後のステップは
「弱化」の手続きです。

さきほどの「少しの弱化」と
なにがちがうのかというと、
さっきの「少しの弱化」が
一歩手前、一手手前の作業にもどる
【巻き戻し】だとすると、
「弱化」は一番はじめの
【振り出しに戻る】になります。

サークルのある部屋に
入室して近づいていった時なのであれば
部屋を退室してしまうところまで
戻ります。

同じ部屋にいて
椅子から立ち上がり
サークルに近づいていった時なのであれば
再度椅子に腰掛けます。

これがすでにオスワリやフセを
していたほうが
望んでいることが得られる!
と学習しているので飛びつかなければ
そのまま作業を進めますが、
飛びついてしまったら
【振り出しにもどる】の
「弱化」の手続きで対応します。

すると2番目の手続きよりも
理解が深まっている状態で、
より残年感を感じるので、
飛びつく行動はなくなっていきます。

この3つのステップの際に
注意したいのが、
2番目に「少しの弱化」を使い始めたら
「消去」のステップに
もどってはいけないと云うことです。

犬にとって、
「人が離れてしまうこともあれば
離れていかないこともある」と
学習させるので
「これはいけるかな?」と
試し行動をしてくるようになります。

このルールの一貫性が
犬との信頼関係にも
繋がることなので
意識して取り組みたいところですね。

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