犬のしつけに必要な「資源の管理」とは。
種の違う犬たちが人間社会や家庭で穏やかに過ごすために、飼い主がルールを教えてあげる必要があります。
単にオスワリやフセ、マテなどの指示を着かけることが目的なのではなく、人も犬たちもストレスが少なく、穏やかに過ごせることを目指す取り組みが「しつけ」なのです。
ストレスを取り除きながら、ルールを教えていく「しつけ」の中で、とても重要な「管理」について説明していきます。
私たち飼い主が管理しなければならないものがいくつかありますが、その中でも今日は「資源の管理」についてです。
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■資源の管理
資源とはその子(犬)が必要とするもののことです。
欲しい食べ物だったり、好きなおもちゃだったり、お気に入りのベッドだったり、水だったりと、生きるために必要なものから、大好きなお気に入りなものまで様々にあります。
資源を管理するということはには2つあります。
①勝手に手に入らないようにすること
②要求で与えないこと
犬が自分のタイミングで得られてしまう範囲におかず、前足をかけたり吠えたり(オスワリという場合もありますね)と要求してきても、そのタイミングでは与えないということです。
スタートは誰がきるのかというのはとても重要です。
犬発信のもので資源を与えることは、要求に応えていることになり、良い関係性も築くことが難しくなるので気をつけましょう。
ただし、生きるために必要な水や、居場所を快適にするためのベッドなど、犬の基本的欲求を満たすために与えっぱなしにしたほうが良い資源もありますので、そこまで管理する必要はありません。
そうではない、大好きなおもちゃやおやつ、食事などは管理していく必要があるものと言えます。
■一人暮らしの飼い主さんの資源の管理の注意点
注意点として、一人暮らしの飼い主さんに飼われている子の場合は、飼い主さんが全ての資源を管理してしまうと、飼い主さんに対しての期待値が大きくなってしまいやすいことが分かっています。
家族が複数いる場合は資源の管理をしても、飼い主さんへの期待値が分散されるのですが、一人暮らしの方となると、その人からしか資源を得られないため、帰宅と同時に期待値があがりすぎなかなか興奮が落ち着かなかったり、愛着が強くなりすぎるということがあります。
そういう場合は与えっぱなしにする資源を増やし、長持ちするガムや知育おもちゃ、お気に入りのバスタオルなどで自分で欲求を満たせる状態をつくっておくことも必要になります。
改めて資源の管理について見直してみてることをオススメします。