来客に吠える犬のしつけ方。犬の感情を扱うトレーニング「古典的条件付け」

シェアする


犬の感情を扱うトレーニング「古典的条件付け」

犬の感情や物事の印象が変化する仕組みを知ることは、犬のしつけトレーニングを行う上でとても重要なことです。

ここでは犬の学習の仕組みと合わせ、犬の感情を変えていくトレーニングの理屈について理解を深めていきます。


■犬の感情のルール「古典的条件付け」とは

「古典的条件付け」は「レスポンデント条件付け」とも言われ、パブロフの犬という言葉を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか?

パブロフという人が行った実験で、犬にベルの音を聞かせてから肉を与ることを繰り返すと、その犬たちは、ベルの音を聞いただけでもよだれが出るようになったというものです。

初めは犬たちにとって何の意味ももたなかった「ベルの音」がそのあとにもらえる肉と関連づいて、「ベルの音」そのものが犬たちにとって「肉」を連想させる良い印象のものになったという実験です。

これを理解していることは犬のしつけを行っていくうえでとても重要なことです。

パブロフの犬のように、はじめはなんの意味も持たなかったものが、別の印象を持つものを関連づいて、意味を持っていくものは私たちの生活の中にも多くあります。

パブロフの犬の実験では「ベルの音」イコール「肉」という良い印象のものになりましたが、来客への吠えに悩んでいる飼い主さんと暮らす犬の多くは「インターホン」イコール「来客」ということに嫌な印象を持っていることがほとんどです。

「来客」を警戒する犬たちにとって、「インターホン」は「外敵がやってきた!」という合図になり悪い印象を持つようになっているのです。

■インターホンに吠える犬のトレーニング

では一度インターホンに吠えるようになってしまった犬たちに、どのようにしたらトレーニングをしていったらよいのでしょう?

答えはとってもシンプルです。

悪い印象になってしまった「インターホンの音」に改めて良い印象をもたせていけばよいのです。

毎回インターホンの音を聞かせた直後に来客の嫌な印象にも負けない価値のトリーツ(食べ物)を与えていきます。

数回やっただけでは印象を変えていくことはできないので、何度も何度も繰り返し間を開けずに体験させていきます。

インターホンに良い印象を持たせていく取り組みの途中で、実際の来客の際にインターホンをきっかけに吠えるようなことがあってはまったく意味がないので、イメージを良くしている最中はインターホンの聞こえない部屋に置きBGMを大きめにかけて管理したり、インターホンをならざすに入ってもらえるよう張り紙をしたりと工夫が必要です。

犬の行動を変えることよりも、この吠えさせない管理のほうが実際はネックになることが多いです。

ですがこれに取り組み、インターホンへの印象をよくすることができると、インターホンは「ハウスにはいる合図だ!」とか「マットへ行きフセをする合図だ!」と好ましい行動を教えていくことができます。

行動を変えるのは簡単ですが、感情を変えるのは難しいのです。

そして感情を変えることができなければ行動を変えていくことはできません。

犬の感情に配慮するトレーニングは、犬に優しいトレーニングです。

お問い合わせ


シェアする

フォローする

この記事をお届けした
FULFILL DogTrainingの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!