「犬がインターホンに吠える」を改善する方法とステップ

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「犬がインターホンに吠える」を改善する方法とステップ

前回のこちらの記事では犬がインターホンに吠える原因と
学習していった仕組みについて説明していきました。
「犬がインターホンに吠える」を科学する

今回はその原因と吠える仕組みを知った上での改善方法を取り上げていきたいと思います。


■古典的条件づけで感情のルールを変える

「インターホン=不安な来客」というようにすでに嫌な印象が条件付けられた状態では、インターホンの音をきくと過度なストレスが生じ、適切な学習ができなくなります。

これはストレスによって犬たちの脳内にコルチゾールが過度に分泌されることで、短期的な記憶を司る海馬が適切に機能しなくなるためです。

これでは望ましい行動を教えていくことができません。

行動を教えるよりも先に、古典的条件付けで感情を変えていくことが必要なのです。

「インターホン音の後に不安な来客の出現」という流れで嫌な印象がついてしまったので、この流れを変えていきます。

「インターホンの音の後に美味しいご褒美(食べ物)の出現」に移行していきます。

この時に与えるご褒美はスペシャルなものでなければなりません。

すでに学習してしまった嫌な印象に打ち勝つことのできる価値の高いものを使用します。

アレルギーなどで指定のフード以外の食べ物を与えられない場合は2.3日食事を抜いて、フードへのモチベーションを高めてからトレーニングに取りかかります。

それだけこの時に使う食べ物のモチベーションはとても重要なのです。

鼻先にご褒美を握った手をあらかじめ用意しておき、インターホンを鳴らした直後に手を開き
ご褒美を食べさせることを繰り返します。

この時食べながら吠えていたり、食べないで吠えているようであれば、食べ物の価値が低すぎるということなので、食べ物のモチベーションを上げたり、犬の体制をより抑制された状態でおこなったり、音量を調整したり、音が聞こえずらい場所に移動して行うなどの調整が必要です。

はじめは一度も反応したことのない場所から練習することがステップとしても優しいので、
玄関の外からはじめるのも効果的です。

吠えずに夢中になってご褒美を食べられるということの積み重ねが重要なのです。

これを正しく行うと、インターホンがなると「ママごほうびは?」というようにこちらに意識が向くようになります。

そうなったらインターホンの音への感情が良い物へ変化したと言えます。

ここで1段階クリアです。
いよいよ好ましい行動を教えていきます。

■オペラント条件付け(正の強化)で、好ましい行動を教えていく

これまではインターホンがなると吠えることで犬たちに良いことが起こり、嫌なことがなくなっていました。

①インターホンの音→吠える→飼い主からの声がけや抱っこ
良いこの出現(正の強化)

②インターホンの音→吠える→来客が出て行く
嫌なことの消失(負の強化)

「吠える」という行動が効果的であることを犬たちは学んでいます。

ですが、古典的条件付けで印象を変えたことで、「インターホンが鳴るとご褒美がもらえる!」と学習した犬はご褒美を期待して飼い主さんに注目するという行動がでてきています。

ただしここ止まりでは、実際の来客時にスムーズに来客対応するところまではいたらないので、よりトラブルなく、来客対応しにいけるよう好ましい行動を教えていく必要があります。

そこで役立つのが「ハウス」や「マット」などの指定された場所へいきましょうという行動です。

落ち着きやすい姿勢のフセの行動で教えていくと効果的なので、「ハウス」へ入ってフセをする、「マット」にいってフセをするというように教えていきます。

これはインターホンの練習とは別途、練習しておく必要があります。

スムーズにハウスやマットにいくことを理解している子は、インターホンの音と合わせて練習していきましょう。

インターホンの音の直後に「ハウス」や「マット」を指示します。
スムーズにできるようであれば、インターホンの音を聞かせたら「ハウス」や「マット」を指示せずに自発的にそこへ向かう行動を待ち褒めてご褒美をあげていきます。

これを繰り返していくと「インターホンの音がなったらハウスやマットに行けばご褒美がもらえる」と学習してくれます。

そこからは合図があるまで留まっているということも教えていきますが、ハウスにはいることができたら長持ちするガムや知育おもちゃを与えて扉をしめて待機していてもらうということでも、十分来客対応がスムーズに穏やかにできて生活しやすくなります。
このトレーニング期間中はインターホンに吠える経験をさせることを避けたいので、犬の居場所をインターホンの聞こえない場所へうつしたり、犬の過ごす空間に大きめにBGMをかけたり、張り紙をしてインターホンを鳴らさずに電話をもらうようにするなど対策が必要になります。

これがどの家庭もネックになる場合が多いのですが、逆にここさえ管理できればしっかりとスムーズに改善することができます。

とはいえ、ここまで教えるにはタイミングはステップの度合いなど細かくポイントがありますので、必要な方はぜひFULFILLまでお問い合わせくださいね♪

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