犬の問題行動を改善する「きっかけ」の管理。

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問題行動を改善する「きっかけ」の管理。


■困った行動を改善していくための手続き

吠え、噛み、飛びつき、怯え、などなど、日頃から様々な愛犬の問題行動でのご相談をいただきます。

恐怖や不安感などの感情が伴わないものに関しては、比較的簡単に行動を変えてあげることができますが、どの問題行動も、その子にとって「良い結果をもたらすもの」か「嫌な結果を回避できるもの」のいずれかの学習によって強化されているのです。

「きっかけ」→「行動」→「結果」

この一連の流れの中で、犬たちは学習していきます。

たとえば「他人を見て吠える」という問題があったとするならば、「きっかけ」は「他人を見る」ということになります。

「他人をみる」(きっかけ)→「吠える」(行動)→「他人がいなくなった」(結果)

多くの他人が怖い犬たちにとってはこの一連の流れの中で、「嫌なことが回避できる」という学習によって「吠える」という行動が強化されています。

なので、「他人を見て吠える」という行動が報われない環境を整えることや、他人を見たときに吠える以外の望ましい行動を教え、そちらを選択することだけが報われるようにして教えていくのです。

例えば、
「他人を見る」→「アイコンタクトとオスワリをする」→「ご褒美がもらえてる」

この一連の流れを繰り返していくと、はじめは「吠える」ということで得られていた結果と同じことが得られるように移行していくことができます。

こんなかんじです。

「他人を見る」→「アイコンタクトとオスワリをする」→「他人がいなくなった」

「吠える」に変わる「アイコンタクトとオスワリ」という行動で、犬が望んでいた結果に結びつけていくのです。

はじめはそこに補助が必要になるため、印象を良くして「アイコンタクトとオスワリ」の行動を選択しやすいようサポートしていきますが、元々の機能と同じ効果だと教えてあげる必要があります。

こんな風に「きっかけ」による「行動」を好ましいものへコントロールしていくことで、問題行動は改善していくのですが、実はこのトレーニング以前にとっても重要なことがあります。

■これがなければはじまらない!「きっかけ」の管理

せっかく好ましい行動を教えて問題の改善に取り組んでいても、トレーニングの時に「きっかけ」があり「吠える」などの困った行動をさせてしまうと、積み重ねてきた好ましい行動の学習が進まなくなってしまいます。

吠えの改善のトレーニングをしている最中に、1回吠えさせてしまったら、20回以上吠えずに好ましい行動でやり過ごすということが必要になるのです。

好ましくない行動を管理するためには、「きっかけ」の管理が必要になります。

窓から通行人を見て吠えるのであれば、「きっかけ」である「他人をみる」のシチュエーションがトレーニングの時間以外はないようにしてあげる必要があります。

トレーニング以外の時間は部屋を変えるとか、カーテンや目隠しをするなどして、吠えるきっかけとなるものを管理していくのです。

「吠え」でいうならば、車の中から外の人を見て吠えるという子も少なくありません。
スーパーの駐車場で車の中から通行人に吠える犬を見たことのある人も多いのではないでしょうか?

これも他人に吠えるという経験を不必要にさせてしまっていることになり、犬たちのストレスも実は結構大きいのです。

車の中ではクレートを使用し、タオルケットやクレートカバーなどで目隠しをして、吠えるきっかけを管理してあげましょう。

わんちゃんも不安にさらされることなく、安心して過ごすことができます。

「きっかけ」の管理はどんな問題行動の改善にも必要です。

その行動がでるシチュエーションを把握すること。
その行動がでる「きっかけ」を管理しながら、好ましい行動を教えてあげること。

「困ったな」の行動の結果どんなことが起こっているか、どんな「きっかけ」の管理が必要か、どんな行動を教えて上げたら良いのか。

なかなか具体的にイメージすることが難しいかもしれません。

そんな時にはぜひ、地域のドッグトレーナーの力を借りてくださいね♪

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