お散歩中、人や犬に吠える。感情を変えていく優しいトレーニング。

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お散歩中、人や犬に吠える。感情を変えていく優しいトレーニング。

お散歩中に吠えてしまうという子は、大体が幼い頃に様々な人や物に慣れる、社会化の経験が不足していることがほとんどです。

嫌な感情を伴った行動を改善するためのトレーニングには特に犬たちの感情への配慮が必要です。

苦手な物を無理強いしても、犬たちが他人や他犬へ抱く印象は益々悪くなり、お散歩以外のシーンへも問題が広がって行く可能性があるからです。

■散歩中に他人・他犬へ吠える仕組みを理解しよう。

元々の「怖い!」「不安」という気持ちから、「吠える」という行動を取るのですが、こそから吠えることが有効なのだと学習が進んでいきます。

犬の学習方法には4つのパターンがあったことをご存じでしょうか?

行動が増えるためには2つの学習の仕方がありました。
散歩中に吠える子は大抵この「正の強化」と「負の強化」の両方の学習により、吠えるようになっています。

通行人がいなくなったり、通行人から離されたりと、「嫌なものがなくなって行動が増える」というものと、飼い主さんに「吠えちゃダメよ!」と声をかけられたり、抱き上げられたりと「好いことが起こって行動が増える」という2つの学習により、「吠える」という行動が増えています。

まずはこの学習の仕組みを理解し、吠えたことが報われないよう対応していくことがとても重要です。

さらにトレーニングに取り組むにあたって、お散歩以外でも不安なものごとに吠えることがないかを見直す必要があります。

「きっかけ」→「行動」→「結果」の「きっかけ」にあたるものを管理する必要がるからです。

もしお家の中でも毎回何かのきっかけに吠えているようであれば、お家そのものがわんちゃんにとって安心できる環境ではないかもしれません。

不用意に吠えさせるような環境にわんちゃんを置いてしまうと、こちらにとっては良くない「結果」の学習を積み重ねてしまうことになります。

視界から見えるものや音は、環境を整えてあげることで工夫することができます。
吠えるきっかけを管理して不安な状況にさせないこと。

これが吠えの改善のためのトレーニングにはとっても重要なことです。


■トレーニングの前に

お散歩中の他人や他犬への吠えを改善するためには、他人や他犬に対する嫌な印象を良くしていくことが必要です。

そのために準備したいものは、お家ではめったにもらうことのないスペシャルな食べ物です。

レッスンなどで、「いつも与えているわんちゃんの好きなおやつを用意してください」というと、ボーロやビスケットなどを持参される方も多いのですが、わんちゃんにとってスペシャルに美味しいご褒美は、乾いたものよりもウェットなもの、固いものよりは柔らかいもの、香りの立つものという風に飼い主さんの認識とは少しずれていることもあります。

理想はスーパーなどで売っているささみやレバーを茹でて与えてあげるなど、わんちゃんが驚くような美味しい物を準備してあげたいですね。

アレルギーなどで食事制限gあり、フードしか与えられないという子は、2~3日食事を抜いてもらい空腹な状態をつくってトレーニングに取り組んでもらいます。

それだけ感情や印象を変えていくトレーニングにはモチベーションの高いご褒美が必要なのです。

■トレーニングをはじめよう!

これまで吠えてしまっている他人や他犬と歩きながらすれ違うというのはとても難易度の高いことです。

最初に目指していきたいのはご褒美を食べながらその場に留まってやり過ごすというところです。

まずは他人を認識したらご褒美がもらえる合図をかけて、口元にスペシャルなご褒美をもっていきます。

ペロペロカジカジ少しずつ与えながらやり過ごすというところからスタートしていきます。

わんちゃんの視線をこちらが把握しやすいよう、向きは他人に対して背を向けさせておくか、横にしておくとよいでしょう。

①すでにご褒美がほしくてこちらに注目してくれていますね。
ご褒美の価値が高いことはとっても重要です。

②わんちゃんが他人を認識した瞬間に「そう!」「YES!」などのご褒美がもらえる合図をかけていきます。(マークといいいます)

③すぐに口元へご褒美を持っていきカジカジ少しずつ食べさせます。
全部与えてしまわないのは二度見を防ぐ為です。

食べた後に不安な対象にまた吠えかかっていくかもしれないのでそれを防ぎながら視線を固定しておくという目的があります。

④しっかりと対象が通り過ぎて気にならない距離まで離れるまでご褒美を食べさせ続けます。

まずはこれが最初のステップです。

この写真のように距離が近いとご褒美の価値よりも不安感が高くなってしまう子もいます。
そういう場合にはご褒美の価値を上げながら、不安な対象との距離を十分にとって、反応せずにいられる距離からトレーニングをする必要があります。

とはいえ、タイミングやステップアップも慎重にすすめていかなければならないので、必要なかたは地域の信頼できるドッグトレーナーにぜひご相談ください。

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