犬に罰を与えるしつけをしてはいけない。

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犬に罰を与えるしつけをしてはいけない。


■罰を与えるしつけを考える

学習理論に基づく、効果的で人道的なしつけトレーニングが推奨されている中、今もなおテレビ番組では「ダメ犬をしつける」として、犬の問題行動に対して大きな音を立てたり怒鳴ったり、蹴飛ばしたりという犬の嫌がる罰を与える方法が伝えられています。

本も一昔前のものは体罰を与えることを勧めているものがたくさんあります。

でもその副作用についてはまったく知られていないのではないかと思います。

罰を与えることは人にとって手っ取り早く取り組みやすく、そのときは一時的に効果があるように感じられるというのがとてもやっかいなところ。

でも実際はその効果はロシアンルーレットのようなもので、当たればラッキーというくらいそのほかの副作用として起こることの方が恐ろしいということを知って欲しいのです。

■罰を与えられたことによって悪化した犬たち

「吠えたら大きな音を立てて驚かせましょう」

「引っ張ったらリードを強く引きショックを与えましょう」

「吠えたら霧吹きにいれた水を顔にスプレーして驚かせましょう」

「噛んだらマズル(犬の口)をつかんで叱りましょう」
「噛んだら犬を仰向けに倒し押さえつけて叱りましょう」
「トイレを失敗したら、失敗した床に犬の鼻をこすりつけて叱りましょう」

どれも実際に本に載っていたり、テレビで紹介されていたり、強制訓練をしている訓練士がしてきたアドバイスです。

優しい穏やかな飼い主さんでも、なにも学んでいなければ、このような罰を与える方法をやってみたことがあるという飼い主さんは実は少なくありません。

問題行動を改善したいがために調べたり相談したり、トレーニングを依頼しているのですが、実際はそれによって問題行動が改善しないばかりか、悪化してしまったというケースが後を絶ちません。

いろいろな情報を調べる飼い主さんは、人道的で効果的なしつけの情報にも触れることができるので、体罰を与える指導をする訓練士にであっても「なにかおかしい!この方法はうちの子にはあっていないかもしれない!」と気づいて相談しにきてくれます。

でもすでに体罰という形で人から恐怖を与えられた経験を持ってしまった子は、信頼関係を築くまでがスムーズではなくリハビリが必要になります。

罰で犬に教えられることは人は罰を与える怖い存在だということ。

そしてその罰のきっかけとなるインターホンの音や来客、掃除機などはやっぱり嫌なものなのだということです。

ちなみに警察犬の訓練と家庭で暮らす家庭犬のしつけは、手法はもちろんですが目的が違います。
お仕事をする犬たちと家庭で暮らす犬たちとでは人との関係性や必要なことが違うのですから当然です。

なので家庭犬をもつ飼い主さんには、体罰を使わない家庭犬のしつけインストラクター、体罰を使わない家庭犬のドッグトレーナーに依頼することをオススメします。

噛みつきの問題で相談に来られる多くの犬たちが、それまでに人に叩かれたり蹴られたり驚かされたりした経験のある子たちです。

訓練士さんに体罰を使う強制訓練の指導を受けて問題が悪化しましたという飼い主さんから、これまでたくさん相談を受けて改善のためのトレーニングをしてきました。

テレビ番組で大きな音を立てて罰を与えられ、「問題が改善しました~!」と伝えられている犬たち。

その後その他の音に対しても恐怖反応が強くなっていることは、専門家であれば容易に想像がつきます。

そこからくる怯え、深刻であれば吠えや噛みつきに発展することだって大いに予測できるのです。

飼い主さんとの信頼関係も破壊してしまいます。

罰は手っ取り早く一時的に効果があるように感じてしまうのですが、安易に手を出さないでほしいのです。

犬の学習の仕組みを学ぶことが、一番問題行動の改善に繋がります。

まずは飼い主さんが学ぶことから。。。

愛犬のために様々な情報を探してほしいと思います。

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