犬の分離不安、原因は飼い主の関わりにあった。

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犬の分離不安、原因は飼い主の関わりにあった。


■犬の分離不安と自立。

家族として家庭の中で一緒に暮らすようになった家庭犬たち。
そんな近年、飼い主さんからのしつけのご相談で多いのがこの分離不安。

「お留守番ができない。」

「飼い主が部屋を出るとずっと吠えている。」

「飼い主が離れるとずっとソワソワして落ち着かない。」

こんな傾向があればそれは犬が飼い主さんが離れることへの不安感を抱いている、分離不安傾向な状態に陥っています。

本来犬たちは母犬に対して分離不安になることはありません。

それは母犬が適正な時期になると、自分の元へよってくる仔犬に対して追い払うような行動を取り、しっかりと自立の機会を与えるからです。

自立の機会を与えられた仔犬は、自ら安心してすごせるよう試行錯誤して一人で過ごすことになれていくのです。

家庭犬の犬たちも同じです。

私たち飼い主が犬たちに対して、適切に自立できる機会を与えなければならないのです。

ここではすでに飼い主が離れることに不安感を感じる犬たちに対して効果的な関わりや、分離不安にしないための対策をお伝えしていきます。

■関心の向けるタイミングを意識しよう。

一緒に過ごしていることばかりが問題なのではなく、犬たちに声をかけたり撫でたり、視線を送るタイミングが重要です。

多くの分離不安傾向の子たちは、飼い主さんにくっついているとき、飼い主さんのそばにいるときに声をかけられたり撫でてもらえたりという関心を得ています。

しかし飼い主さんから離れて自分のお気に入りの寝床やマットで休んでいる時には、特に飼い主さんから関心を向けられることはない状況にあります。

すると犬たちは飼い主さんの近くにいることは良いことで、離れることは関心を向けられないことなのだと学習していきます。

それだけならさほど問題にはならない場合もありますが、近くにいるだけでなく飼い主を鼻でつついたり、吠えたり、甘噛みして要求しているタイミングで飼い主が反応してしまうことが習慣になっていると、益々分離不安傾向に陥ってしまうのです。

ただでさえ飼い主と一緒にいられることは嬉しいのですから、近くにいるときにはあえて声をかけず撫でず犬の方を見ずに、犬が自分から離れてフセているときや一人遊びをしているときなどに積極的に目線を送ったり、声をかけたり、撫でにいったりしてあげたいのです。

望ましくない行動は強化しないように、望ましい行動には積極的に関心を向けて、どうしていたら得なのかを犬たちに伝えていきましょう。

■分離不安傾向な犬たちに役立つトレーニング

そのためにマットやベッドにフセをする行動やハウスなど、はじめに望まし行動を教えてあげることが役に立ちます。

特に特定した場所にいきましょうというトレーニングは、飼い主から離れた位置に置いても、そちらに行った方が得だ!と教えていくことができるのでオススメです。

マットやハウスに入ってフセをすることを教え、飼い主が離れてもすぐに戻ってくるよ!と少しずつ距離や時間を延ばして教えていくと、ただ諦めるまで待つという方法よりも犬たちに優しくわかりやすくステップアップすることができます。

■なんといっても飼い主の関わり

日頃から犬たちの要求しているタイミングで望んでいることを与えないこと。

飼い主から離れることが不安な子には、みずから離れて行動していることに関心を向けて自信を持たせてあげることが大切です。

分離不安傾向な子はわがままに振る舞う傾向も強いのです。

それだけ日頃から飼い主が適切でないタイミングで関わってしまっていることが多いということです。

野生の犬たちには分離不安はありません。

分離不安は人と暮らすことで犬たちが抱えるようになった問題です。

お互いに穏やかに過ごすために、愛情を適切にかけてあげられる飼い主であることを目指しましょう。

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