優しい動物への関わりを知る教育の効果。

シェアする


優しい動物への関わりを知る動物介在教育の効果。

子どもを対象とした、ふれあい活動や安全な関わり方を伝えたり、動物を介在させることで学習を促進させる、動物介在教育(AAE)というものがあります。

動物を介在させることで、子どもの発達や成長を促したり、心の安定や自信をつけていく効果と同時に、自分よりも立場の弱いものに対して優しさや心配りをする体験ができるとても価値のある活動です。


■なぜ動物なのか?

動物と暮らしていない人であっても、私たちは幼い頃から生活の中に様々な動物たちを感じながら過ごしています。

例えば幼稚園や小学校の頃になにげなく買い与えられたおもちゃや文房具、洋服などにも動物が描かれていたという人がほとんどでしょう。

学校の教科書にも様々な動物たちが描かれています。

学校の帰り道、通学路にある犬を飼っているお家を知っていたり、帰り道に猫やもぐらなどと遭遇した経験のある人も多いと思います。

子どもが幼いうちでも、親は動物に遭遇すると、子どもに見せたり関わらせたいと、自然に促したりもしています。

それだけ動物というのは私たち人間にとって、とても興味深く、親しく関わりたいと思わせてくれる存在なのです。

そして、特に犬や猫、うさぎなどの身近な動物に対しては、暖かく優しい気持で関われる良いイメージを持っています。

適正のある動物との良い関わりを経験できることで、子どもたちは否定されたり恐れを抱くことなく、受容される暖かい関わりを体験することができます。

人見知りをする子どもであっても、そこにただ動物が一緒にいるだけで心穏やかになり、人間同士の関係も円滑にすすむようになるのです。

有名な心理学であるフロイトも、クライエントのカウンセリングをするときには、その効果を期待して、自分の隣に犬を置いていたというほどです。

それは人間にはない、動物の持つとても価値ある魅力的な力です。

動物と暮らすことで情操教育につなげたいという思いで、犬を飼う人もいますが、どのように動物たちとの関わりを経験させるかでその効果は大きく変化します。

■行動のレパートリーになにをいれるのか

「行動のレパートリー」とはその人が知っていて取り出して使える行動のストックのことです。

例えば感情的になった時に、無意識レベルで物を投げたり他人を叩いたりという行動に出てしまうひとは、行動のレパートリーの中に「物を投げる」「人を叩く」がかなり優先順位の高い状態でストックされているということです。

動物たちとの関わりを体験する中で、自分よりも立場の弱いものへの関わりを体験するとしたら、そこにはどんな行動のストックを積んであげたいでしょうか。

ここで重要になってくるのが、動物たちへの接し方や扱いをどのように教えるかです。

昔ながらの犬の訓練では、犬を叩いたり、蹴り飛ばしたり、リードを強く引きショックを与えたりというハードな扱いを行います。

合図ひとつにしても、「オスワリ」なのか「スワレ」なのかで、子どもたちに与える犬という動物への印象はだいぶ変わってくるのです。

「犬は力でしつけるもの」

犬は力で支配しなければいけないもの。

そのようなイメージを持った子どもたちは、動物ではないにしても、自分よりも小さい子どもやお友だちに対しても、同じように力を使うことを学んでいくのです。

ここで子どもたちに経験してほしいことは、しっかりと犬の状況や反応を観察してくみ取りながら関わってあげること。

そして無理強いすることなく良い関係を築きながら、暖かなぬくもりを感じながらコミュニケーションを楽しむことです。

動物への接し方を通して、実はその子の行動のレパートリーに良い人間関係を築ける行動や考え方をストックしてあげることができます。

動物の力を借りて子どもに経験させられるのであれば、より優しくその子の人格が育つ方法で体験させてあげてほしいと思うのです。

お問い合わせ


シェアする

フォローする

この記事をお届けした
FULFILL DogTrainingの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!