「もっと知りたい犬のこと」in仙台 ヴィベケ・リーセ セミナーに参加してきました。

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「もっと知りたい犬のこと」in仙台
ヴィベケ・リーセセミナーに参加してきました。


■貴重な東北でのセミナー開催

著書「ドッグトレーナーに必要な深読み・先読みテクニック」「ドッグトレーナーに必要な犬に信頼されるテクニック」で有名な、犬のボディランゲージのスペシャリストで世界的に有名なドッグトレーナーでもあるヴィベケ・リーセさんの仙台でのセミナーに参加してきました。

数多くのトレーナーの指導も行っているヴィベケ先生が東北でセミナーをされるのは、後にも先にもこれが最後かもしれないと言われるほどとても貴重な機会。

開催場所が仙台の2つのペットの専門学校だったため、青森のドッグトレーナー仲間で開催校の卒業生の子たちも多く、世界的に有名なドッグトレーナーさんということもあり、みんな興味津々!!

今回は青森のドッグトレーナー仲間みんなと一緒に、セミナーに参加してきました。

ここではヴィベケ先生のセミナーの中でためになったこと、共感したことについて記録しておこうと思います。

■幸せな犬の顔を見るために。。。

ヴィベケ先生はボディランゲージ、動物行動学に長けた専門家で、私が憧れる子育てスタイルを文化に持つデンマークの先生です。

瞬間瞬間で変化する犬たちのボディサインを細かく正確に読み取り、犬のストレスや問題行動への配慮が必要という考え方を持っていらっしゃいます。

「愛犬と暮らす飼い主であれば、愛犬のことを一番よく理解しているはず」と思っている方は多くいるのですが、実はそんなことはなく、愛犬のボディランゲージを正確に読み取れないがために唸る・噛みつく・吠える等の問題行動に発展しているケースは少なくありません。

日々多くの飼い主さんと接する中で、犬たちの声なき声を通訳することも私たちドッグトレーナーの大切な役割。

「これは不安がっています。」「それはやめてと言っています。」

犬たちのボディランゲージを正しく読み取ることは、相手をよく知りより良いコミュニケーションを目指すための第一歩なのです。

「幸せな犬の顔を見るために知識が必要です。」

ヴィベケさんの言葉に深く共感し、私も益々飼い主様に愛犬の言葉の読み取り方をお伝えしていかなくてはと感じました。

「素晴らしい豊かな暮らしのためには知識が必要。時間とお金と労力をかけて学ぶ必要がある。」とおっしゃっていました。

まさに時間とお金と労力をかけて学んでくださっている、私のクライエントさんたちに、改めて心からの感謝を感じました。

■訓練することではなく共生する術を身につけるメソッド「RPTM」

「RPTM」はヴィベケ先生が行うドッグトレーナー育成プログラムで、いくつか大切にしていることがあります。

体罰や叱ることをしない関わりで、犬たちの学習性無力感を引き出すことなく、犬たちに選択肢が与えられることや、自発的な行動を尊重し強化していくことで、HAPPYな状態で人とのコミュニケーションを経験していきます。

そうすることで単に人の指示に従う犬を育てるのではなく、自己解決能力が身につき問題の改善に役立てられるようになることを目指します。

さらに「RPTM」のトレーナーは、自分自身への信頼や自信、犬への尊敬や他者への思いやりなど精神的にも自立し、犬たちへの安定して向き合える人間的な成熟も求められます。

そして犬だけでなく飼い主さんへも配慮を欠かさず、それぞれの適正なレベルやステップをを見極める視点と、上から目線ではない親切で誠実な振る舞いやあり方も求められます。

犬に対しても、人に対しても、大切なのは訓練ではなくコミュニケーション。

「コミュニケーションしてください!」

実技のデモンストレーションの中でもヴィベケ先生のこの言葉がたくさん飛び交っていました。

■犬たちは常に語りかけている

トレーナーではなく、一般飼い主さんのご参加が多い中で、ボディランゲージについても体のそれぞれの部位に分けて説明がありました。

「もっと細かくあるけれども今日は省略させていただきます」とのことでしたが、

顔は【耳・目・おでこ(眉毛)・鼻筋・唇・口・舌】

体もそれぞれのパーツや全体を見た時の変化について、細かくそれぞれに分けて説明してくださり、一般の飼い主様にとってはそれだけでも「これから気をつけてみてみよう!」と思える十分な情報提供だったと思います。

「犬たちは常に語りかけているけれど、それをこちらが読み取ることができなければ、犬たちの声は伝わらない。」

この言葉からも、種の違う犬たちとの暮らしに、私たち飼い主の知識や学びが必要なことを強く感じますね。

「ただお世話をするのが動物との暮らしではない。もっと奥深いもの。」

この言葉も印象的でした。

せっかく迎えた家族ですから、種の違いやコミュニケーションから多くのことを学び、一緒に体験し、味わいながらより豊かな生活を目指していきたいですよね~。

■犬たちを助けて守ってあげて!

『犬たちが他犬や他人に向かっていったり、吠えかかっている時、犬たちは「助けてよ~!怖いよ~!」と言っています。
犬たちに戦わせるのではなく、安心できる関わりで守ってあげて!』

犬や他人の間に入りトラブルを回避する「ボディブロック」も紹介していました。

犬たちが不安や恐怖を感じている対象から視線をきることや、間にはいり落ち着くサポートをすることは私たちのトレーニングの中でも取り入れているとても重要なことです。

動画でご紹介いただいたのは広い野外のスペースでの2頭の犬の関わりに対して行うボディブロックのレッスンでした。

特に海外ではノーリードで犬同士が対面するシーンも多いのだと思います。

日本では十分なスペースがあまりないのと、文化的にも限られた場所でしかノーリードにできる環境がないので、紹介されていたシチュエーションでのトレーニングやレッスンはあまり受容もありませんし、ドッグランでの起るリスクについても伝えているので、これまで積極的にそのようなレッスンを行うことはなかったのですが、お散歩トレーニングの際には良く使う方法です。

私たちは犬たちの気になる対象から視線を切り、さらにおやつをご褒美に使いながら距離をとることで、トラブルを回避できるよう犬たちに教えていきますが、

「犬と一緒にいるときには常に犬たちをよく見て、サポートしてあげなければならない。」

「犬たちが困っている時は守り助けてあげなければならない。」

犬たちへの適切で細やかなサポートが必要という言葉に深く共感いたしました。

■犬の自発行動を尊重するクリッカートレーニング

午後のセミナーでは犬にとって楽しく効果的な学習方法として、クリッカートレーニングのご紹介とデモンストレーションがありました。

クリッカーについては青森から参加したトレーナーは、すでに専門のプロフェッショナルなインストラクターの方から細かくレクチャーを受けているので、新たな情報ではなかったのですが、一般の飼い主さんが多数参加される中でのクリッカーの仕組みや素晴らしい利点のご紹介に、改めてドッグトレーニングの世界が犬たちにとって配慮があり、科学的な根拠見基づいて行われる流れになってきているのを実感することができ、とても嬉しい気持ちになりました。

犬の自発行動を尊重し、ストレスや怖さを与えずに、犬が自分の意思で取り組み効果的に学習していけること。

これから益々その価値が広がり認知されていくのだと思います。

「犬は私たちの楽しみのためにいるのではない。私たちが彼らの短い人生を、豊にしてあげるためにいるのだ。」

今回のセミナーで、私が一番印象に残った先生の言葉です。

この言葉の視点に立つ時、犬たちへの向き合う姿勢や心のあり方が整えられる気がします。

犬たちと飼い主さん双方の視点を理解する努力と、セットポイントは常にここにあることを大切にできるトレーナーでありたいと感じました。

仲間と共に益々学び成長していくことでお役にたっていきたいと思います(^^)

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