動物愛護センターからの条件付き譲渡。団体譲渡とは。

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青森県動物愛護センターからの条件付き譲渡。団体譲渡とは。

青森県動物愛護センターには様々な理由で引き取られたり、保護されてくる犬猫たちがいます。


■動物愛護センターでの「引き取り」と「保護」の変化

愛護センターにやってくる犬猫たちは、大きく分けて「引き取り」と「保護」なのですが、昨年から青森県動物愛護センターでは飼い主からの引き取りの申し出に対して、すぐに引き取るのではなく、飼い主に自分で里親募集をかけることや、しつけトレーニングに取り組むことを指導する取り組みがされています。

数年前は「保護」よりも「引き取り」の件数の方が上回っていましたが、その取り組みがあってからは「保護」の件数が多くなっているようです。

センター職員さんが推測するに、引き取り拒否された飼い主が犬や猫たちを山などに捨てるということが起こっているのではないかということ。

それゆえにこの春夏のこの時期には、フィラリア予防をしなかった子たちが、フィラリア陽性というハンディーを背負って多く保護されるということもあるようです。

■一般譲渡と団体譲渡

保護された子たちは性格や行動の評価とメディカルチェックを行います。
その際に採血など補綴ができないような攻撃性のある子は、残念ですがその時点で譲渡できないという判断になってしまいます。

補綴や採血ができ検査できた子であっても、性格がシャイで攻撃性の可能性がある子や、病気や疾患、フィラリア陽性という結果がでると、その時点で一般譲渡への道は閉ざされてしまうのです。

ですが青森県動物愛護センターでも、昨年からそういった子たちにもチャンスをもたらす仕組みが稼働し始めました。

それが「団体譲渡」というものです。

これはだれでも登録できて活動できるものではないため、公には公開されていないのですが、過去の動物愛護の保護譲渡活動などの実績が認められる個人や団体が、愛護センターに「団体譲渡登録」をして、一般譲渡が難しい子たちをセンターから引き出し、新たな里親さんへ譲渡できるというものです。

実は何年も前から愛護センターから正当な形ではありませんが、そういった子たちを引き出して、譲渡活動を行う方たちの動きはありました。

「団体譲渡」の仕組みができるまでは、正当な形ではなく引き出して譲渡するので、「裏口」と呼ばれるようなこともあり、様々な問題や課題もあったのですが、ようやく正当な形での愛護センターと動物愛護団体との連携が始まったとも言えると思います。

愛護センターの職員さんたちも、すこしでも多くの子たちを家庭に迎えられるようにしてあげたいと、ボランティアさんたちとも熱心に関わってくださっていますが、その活動が追いつかないほどにハンディーのある犬たちの数は多いのです。

■ハンディーのある犬たちの条件付譲渡

現在の青森動物愛護センターでは、フィラリア陽性であれば一般譲渡にはならないという規定になっています。

ですが団体譲渡の条件付譲渡の取り組みで、フィラリア陽性であっても治療しながら一緒に暮らすという選択をする里親さんも少しづつ増えてきています。

今後はもしかするとフィラリア陽性でも一般譲渡の対象となるようなことも十分に考えられるそうですが、センターの収容頭数や、一般譲渡の犬たちの頭数との兼ね合いなど様々な課題があり、それはまだ先の話になりそうとのことでした。

健康状態以外には何の問題もなく、ましてや治る病気にかかっている性格の良い子たちが、セカンドチャンスを得られないというのはなんとも悲しいことです。

そしてこういったことは愛犬家でもあまり知る機会のない情報だと思います。

少しずつこういった情報も提供していけるよう、私もできる範囲での活動をしていきたいと思っています。

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