アニマルセラピー、ボランティアの誤解。

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アニマルセラピー、ボランティアの誤解。

全国各地で行われている「アニマルセラピー活動」。

ですが最近は良くも悪くも動物たちを介在させることでの効果が広まるようになり、介助犬や盲導犬のように社会的に認定されている仕事ではない、「セラピードッグ」という言葉も一人歩きしているような状況です。

そもそも私たちが気軽に使っている「アニマルセラピー」という言葉。

ここからすでに誤解が生まれているのです。


■「アニマルセラピー」という言葉

気軽に使われがちな「アニマルセラピー」という言葉ですが、セラピーというのは人に対しての治療行為であり、人間の医療従事者が治療やリハビリを目的に行うものです。

大半のアニマルセラピーと言われている活動は「アニマルアシステッドセラピー(AAT)」ではなく、「アニマルアシステッドアクティビティー(AAA)」にあたるのです。

これはアクティビティなので目的は生活の質の向上、楽しみの機会を提供するということになります。

今回は大きくは触れませんが動物を介在させる教育、となるとAAEといわれる活動になります。

動物介在療法(AAT)
動物介在活動(AAA)
動物介在教育(AAE)

ひとくくりに「アニマルセラピー」と言われがちですが、目的や関わる人によって様々に変化するものなのです。

この3つの傘となるものがAAI(動物介在介入)というものになります。

このようにアニマルセラピー(AAT)は医療従事者と、動物介在教育(AAE)は教員と連携を図りながら、動物の知識を持つ専門のボランティアが活動をおこなっていくのです。

■活動に参加するために必要なことは?

では動物介在活動(AAA)は特別な配慮がいらないのかというとそうではありません。

施設の中で自由にアクティビティーを楽しめない方たちの元へ、アクティビティーを持ち込むのですから、それなりの知識と動物の行動の管理ができなければなりません。

全ての動物介在介入の活動を行う人は、交通費の他の報酬を受け取らない、プロのボランティアであるべきなのです。

そしてその活動に参加する犬たちは、特別な訓練などが必要なわけではなく、一番重要なのはその活動自体を喜びと感じられるかどうかなのです。

セラピードッグとは適正のある有能な家庭犬のことです。

ですが、育成のための寄付を求めたり、セラピードッグと名前をつけて販売しているブリーダーもいるようです。

セラピードッグの育成のために、一般的な家庭犬に服従訓練や強制訓練を指導しているところもあるようですが、それは動物福祉の論点からも世界的に指示されているアニマルセラピーとはかなりズレているということも多くの人に知ってほしいと思います。

最低限のオスワリやフセやマテ、クレートでの待機などができることは必要ですが、特に厳しい特殊な訓練が必要なわけではなく、知らない人のそばでもリラックスして過ごせることや、人に撫でられることが大好きであれば、十分に参加できる適正があると言えるのです。

犬に関しては動物への訓練というよりは、それを扱うハンドラー(飼い主)の知識や技術、コミュニケーション能力が求められます。

ボランティアとして活動したいという飼い主さんには確かな情報や技術を身につけてほしいのです。

私の住む青森県内でも様々にアニマルセラピーの活動は行われていますが、確かな情報を伝えられる機会を、これからは増やしていきたいと思っています。

利用者の方も、ボランティアさんも、動物たちも、みんなにとって良い活動であるAAIが広がっていくことを目指して。。。

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